E.&J. Gallo Wineryのプレミアム・カリフォルニアワイン
E.&J. Gallo Wineryのプレミアム・カリフォルニアワイン
カリフォルニアのワイナリー「E.&J. Gallo Winery」のマスター・オブ・ワインによるプレミアム・カリフォルニアワイン・イベントが6月6日、
bistro BARNYARD GINZAで開かれた。
E.&J. Gallo社はカリフォルニア州モデストで1933年に設立された家族経営のワイナリー。6500名が従事し(家族経営で6500人の従業員って!?)そのワインは世界110カ国に輸出、100以上のブランドを擁する世界最大規模のワイナリーである。
日本ではデイリーワインの「カルロ ロッシ」が有名であるが、プレミアムワインも多数生産している。
日本に3年従事していたアジア・パシフィック バイス・プレジデントでゼネラルマネジャーのビル・マクモラン氏は「日本は当社と取引して30年あまりになるのでとても近い存在。日本人はプレミアムワインがとても好きだと思うが、ナパヴァレーのプレミアムワインの消費はまだまだ伸びる余地があると思う。」と意欲をみせる。
この日はグローバル・ソーシング・ディレクターでマスター・オブ・ワイン、アドバンスドソムリエの称号を持つニコラス・パリス氏を迎え、料理とプレミアムワイン3ブランドによるマリアージュを楽しんだ。
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*オリン・スウィフト”マネキン 2016”(シャルドネ)
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鴨の冷製スモーク ドライフルーツ添え
シラー)
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穴子のスパイス煮
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黒毛和牛上クリ肉のロースト 黒トリュフ香るマディラのソース
*オリン・スウィフト”パピヨン 2016”
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牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
*デザート
沖縄県産ピーチパインのポートワイン煮 バジルのアイス添え
(お腹いっぱい!)
パリス氏のペアリングは本当にピンポイントだった。
大概のマリアージュでは「この料理はこのワインにもこのワインにも合うね」と
複数種類のワインに合ったりするものだが、氏の選んだ皿とワインは唯一無二、
その皿にしか合わない。それも寸分のブレもなくピッタリと!
「そうか、これがアドヴァンスドソムリエなのかー」と密かに大納得した。
ワインは「あーカリフォルニアだな」というテイストは一貫してあったものの、単一品種に特化するワイナリーに対し、有名ヨーロッパ品種てんこ盛りなワイナリー、加えてエリアの違いなどが相まってそれぞれ個性的なワインに仕立て上がっていて、
’人と土地’を十分堪能することができた。
かなり余談。自称ランナーとしてこの業界の俊足ランナーは何気にチェックしているのだが、前出したゼネラルマネージャーのビルさんのフルマラソンベストタイム
は2時間27分!
ビール業界ではあるが、ミッケラーのミッケル氏、グーズアイランドのティモシー氏をはるかに上回ってしまった。Wow!