Runtrip via Freedom UNIV

Runtrip via Freedom UNIV

 世界中のランニングコースを紹介したり、思わず走りたくなるウェブマガジンを発行したり、とにかく’走ることの楽しさ’を発信し続けているRuntrip(大森英一郎代表)と自由大学とのコラボイヴェント。
どこから、何時からでもいいから走ってきて決まった時間に表参道の自由大学集合ね。そのあとはビールでカンパイね。(ちょっとだけビールの座学あり)
、という私が担当している自由大学「僕らのビール学」とRuntripが開発したアプリ(自分の走っているルートや走行距離、時間はもちろん、このイヴェントに参加しているほかの仲間がどこを走っているかもわかる)を使ってのスピンオフイベントだ。
参加者が各々好きな場所からスタート(たいていは自宅から)して表参道でビールを飲むという単純といえば単純だが、今までありそうでなかったこの企画。
 2回目となる今回のビールはTDM1874の浜なしゴーゼ。今年1月、横浜の十日市場にできたブルワリーで、1874年創業の老舗酒屋「坂口屋」が営んでいる(ブルワリー名は坂口屋の創業年と十日市場Ten Days Marketの頭文字をとったもの)。
ブルワーはイギリス・ブライトン出身のジョージ・ジュニパー。
 ゴーゼはドイツスタイルのウィートサワー(エール)で、大麦のほかに小麦が使われていて乳酸菌で発酵させる。塩水で仕込むためしょっぱ酸っぱいのが特徴。ドイツでは副原料にレモン、コリアンダーを入れるのだがジョージはこの地(横浜)の特産である浜なしを選んだ。ちなみに使われている浜なしとは品種名ではなくブランド名で横浜で採れる「豊水」「幸水」「新水」のことを浜なしと呼ぶ。このゴーゼは都筑区、若林園の豊水幸水をピューレにして使っている。
テイストは塩っぽさはそんなに強くなく、乳酸菌由来の酸は柔らかい(アメリカのブルワリーなどのゴーゼは収斂性が高く、口の中がキュンっとなるものが多いのだがこれにはそれがない)。梨の香りがほんのりと、でも「梨~!」と強烈に主張しているわけでもなく、梨の持つ甘さが酸味を和らげているのがわかる。
4.1%というライトなアルコール度数もあってランニングのあとにはもってこい!なビールであった。

この日は16:30分に自由大学屋上に三々五々集合。心地よい夕風に吹かれながら浜なしゴーゼを楽しんだ。
不定期開催ではあるが、暑さのピークは通り越している次回開催のビールを目下検討中。
(2017年9月9日実施)
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