「フレッシュホップフェスト」開催中!

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スプリングバレーブルワリー株式会社(和田徹社長 以下SVB)主催の国産フレッシュホップで造ったビールを楽しむお祭り「フレッシュホップフェスト2018」が9月1日から開催されている。2015年から始まったこのイヴェントは、その年に国内で収穫したホップを使って全国のクラフトブルワリーが思い思いのスタイルで仕込んだビールをお披露目するなど、様々な趣向を凝らした展開で10月28日まで続く。

 今年4回目を迎える同イヴェントなどで国産ホップの注目は集まっているが、実は国産ホップの生産量は2005年の統計以来半減している。農家の高齢化と後継者の不足という、ホップに限らず日本の農業全体に蔓延する事情からだ。
SVBの親会社であるキリン(株)は岩手県遠野市の新農業生産法人「BEER EXPERIENCE」に出資して、同市のホップ農家支援や畑の拡大といった活動を始めているほか、「京都産原料100%ビールプロジェクト」にも参画し、主力銘柄(一番搾りなど)のみならず国内産クラフトビールにも注力している。

 今回のフェストでは、趣旨に賛同した全国52のクラフトブルワリーが参加、国内産ホップを使ったフレッシュなビールを造り披露されるが、先陣を切って「フレッシュホップ 藤原ヒロユキ手摘みスペシャル」(日本ビアジャーナリスト協会代表、藤原ヒロユキ氏が京都・与謝野で生産するホップを使ったビール)が9月1日よりSVBから発売されている。
9月中旬ごろからホップが供給される多くのブルワリーは順次仕込みを開始し、10月初旬ごろからお披露目されるとみられる。各ブルワリーがどんなスタイルのビールを造るのか、今から楽しみである。
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参加ブルワリー
大雪地ビール(北海道)、OIRASE Brewery(青森)、いわて蔵ビール(岩手)、
遠野麦酒ZUMONA(岩手)、遠野醸造(岩手)、やくらいビール(宮城)、
仙南クラフトビール(宮城)、秋田あくらビール(秋田)、田沢湖ビール(秋田)、
米沢ジャックスビール(山形)、みちのく福島路ビール(福島)、常陸野ネストビール(茨城)、那須高原ビール(栃木)、ろまんちっく村クラフトブルワリー(栃木)
COEDO Brewery(埼玉)、ロコビア(千葉)、SVB東京(東京)、
Y.Y.G Brewery&Beer Kitchen(東京)、T・Y・ハーバーブルワリー(東京)、
石川酒造(東京)、南横浜ビール研究所(神奈川)、横浜ベイブルーイング(神奈川)、横浜ビール(神奈川)、鎌倉ビール(神奈川)、湘南ビール(神奈川)、
ブリマーブルーイング(神奈川)、妙高高原ビール(新潟)、Outsider Brewing
(山梨)、うちゅうブルーイング(山梨)、Far Yeast Brewing(山梨)、
ヤッホーブルーイング(長野)、OH!LA!HO! BEER(長野)、ベアードブルーイング(静岡)、御殿場高原ビール(静岡)、Octagon Brewing(静岡)、SVB京都
(京都)、京都町屋麦酒醸造所(京都)、堺収穫麦酒(大阪)、KONISHIビール
(兵庫)、六甲ビール(兵庫)、和歌山麦酒醸造所(和歌山)、大山Gビール(鳥取)、松江ビアへるん(島根)、吉備土手下麦酒醸造所(岡山)、やまぐち鳴滝高原
ブルワリー(山口)、ミロクビール(香川)、五名醸造(香川)、道後BEER(愛媛)、ブルーマスター(福岡)、宮崎ひでじビール(宮崎)、種子島ブルワリーからはな(鹿児島)