BEER TO GO by SPRING VALLEY BREWRYがGINZA SONY PARKにオープン

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 銀座のソニービル跡地に8月9日開園するGINZA SONY PARKに
キリンのクラフトビールブランド「スプリングヴァレーブルワリー」の直営店がオープンする。同店は代官山(ブルーレストラン)、横浜(ブルーレストラン)、京都(ビアレストラン)に続く4店舗目。

 同施設は2020年秋までの限定。運営するソニー企業株式会社、代表取締役の永野大輔氏は「これからオリンピックに向けビルが次々に建設される。だったら’ソニーらしく’うちは建てないという選択をした」といい地上の建物はなく、地下4階に’公園’を作った。旧ソニービルの躯体をそのまま残したコンクリート打ちっ放しの園内にはローラースケート場や現代版ゲームセンターなどの期間限定スペースがあり、基本的に誰でも無料で楽しめる。今後も様々なスペース・イヴェントが開催予定。
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GINZA SONY PARK地上部分 これより上に建物がないため、両隣の東急プラザ、エルメスのビルが露わになった

 「BEER TO GO(以下BTG)」は園内最下層の地下4階にある。クラフトビールとデリがテイクアウトでき、園内どこでも楽しめる。店舗前にも100席ほどのスペースがあるがここも公園内(公共スペース)、TO GOの意味がやっとわかった。
ビールはスプリングヴァレーブルワリー(以下SVB)の定番ビール6種+シークレットビール(最大3種まで繋ぐことが可能)に加え、キリンが展開するタップマルシェ(主に他社のクラフトビールが繋がる)が2機(4種×2)備わり、最大17種類のビールを繋ぐことが可能。ビアスタイルによって温度帯も3ステップで注ぎ分ける。
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   オープン時のビアメニュー

グルメデリは常時17種類(だいたい1ヶ月毎に3-4種類入れ替わる)、ランチ時にはこのデリを3種(好きなものチョイス)にパンとレギュラーサイズのビールがつくセットもある。
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色とりどりのデリ 他にもマフィンなどのスイーツもある

価格はビールがレギュラー(250ml)\500、ラージ(360ml)\750。デリは単体\400、ランチセットは\1500。セットは他にBBQ BRISKET(\1800)やオリジナルプレミアムハンバーガー(\1600)。夜はメニューと価格が若干変わる。

 特筆すべきはテイクアウト用のカップにフタが付いていること。コーヒーのテイクアウトでよく見かけるアレと見てくれ、使い方は同じだ。違うのは開けた時の飲み口が広いのと、下くちびるが当たる部分が厚いところ。飲んでみるとわかるのだが、カップを傾けると飲み口の先端に鼻がしっかり入る。近頃はワインよろしく、ビールにも’香りの取れる’フォルムのグラスが登場しているがテイクアウトでは難しい。ならばと蓋に工夫した。ビールの香りがしっかりと取れるようにと開発された、今までありそうでなかった画期的な蓋なのである。これは面白かった。
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   広い飲み口と下くちびる部分が厚い

 8月20日にはBTGオリジナルビール「SUMMER PARK SAISON」がお披露目される。ジンの原材料であるジュニパーベリーと生姜、ライム、ハチミツなどを使い、ジンバックのような爽やかな味わいを目指したという。また、このお披露目に合わせてイヴェントも予定されているとのこと。
この夏、銀座のど真ん中の地下公園に涼みに行ってみたらいかがだろう。
(2018年8月8日取材)

BEER TO GO by SPRING VALLEY BREWERY
東京都中央区銀座5-3-1 Ginza Sony Park B4
月~土11:00-23:00
日・祝11:00-22:00
定休日1月1日(Ginza Sony Parkの休園日に準ずる)