イタリアワイン三千年

イタリアワイン三千年 記者発表会

 

 今年で6回目をむかえる「イタリアワイン三千年」開催に向けての記者発表が10月3日、インターコンチネンタル東京ベイにて開催された。

冒頭のあいさつで駐日イタリア大使ジョルジョ・スタラーチェ氏は「ワイン造りの長い歴史は古代ローマから始まっている。イタリア人はこの歴史、地方品種のバリエーションの豊富さ、それに付随したガストロノミーのクオリティーの高さに大きな誇りを持っている。日本の消費者もその理解と関心のレベルがとても高く、今年に入ってメイド・イン・イタリーの輸出は17.6%も伸びている」と対日本への輸出の好調ぶりをアピール。ワインの輸出額も2016年の5億5000万ユーロから今年は6億800万ユーロ、特にスプマンテ(スパークリングワイン)は1億6600万ユーロから1億8100万ユーロと好調だという。また2019年はラグビーワールドカップ、翌2020年はオリンピックとスポーツ国際イヴェントが続く最中も「イタリアワインが日本で滝のように流れることを期待する」と大胆な発言も飛び出した。

 2011年開始当初は1週間という短い期間であったが、今年は2ヶ月半のロングラン、公認イベント数も77と過去最高となった。

 主なイベントは41ワイナリーが出店する試飲商談会「BORSA VINO」が11月7日(火)京都、8日(水)東京。日欧商事主催の「イタリアワイン・ベストソムリエ・コンクール決勝」が11月8日(水)。「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ生産者教会来日試飲会」が11月8日(水)大阪、9日(木)東京。在日イタリア商工会議所主催「ワインの国イタリア スローワインとピエモンテ州ワインの逸品」が11月13日(月)など。

(2017年10月3日取材)

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在日イタリア大使ジョルジョ・スタラーチェ氏